基礎ムーブと自宅練習
道場に行けない日に家でやる練習をまとめた章。一人でやる基礎ムーブ7つ(エビ、肩ブリッジ、腰切り、足回し、横回り、肩抜き後転、後ろ受け身と立ち上がり)と、練習用の人形を使った打ち込み、相手のいない日のイメージ練習。どの技の中にも入っている部品なので、全段で続ける。各節の「自宅メニュー」に、回数と広さと、どの章の技の部品かを書いた。
01自宅練習の組み方
(一人・人形・イメージ)
家でできる練習は3種類。一人で体の使い方をくり返す基礎ムーブ、人形に技の形と順番を入れる打ち込み、相手の動きを頭の中で再生するイメージ練習。1回10〜15分を目安に、3つを少しずつ組み合わせる。
入口と出口
- 入口
- 道場に行けない日。畳1〜2枚ぶんの広さ(布団の上でもよい)と、あれば練習用の人形
- 出口
- 基礎ムーブを左右両方、人形で技を1つ、イメージ再生で技を1つ終えて、復習カレンダーに記録している
相手役に起きること
- 相手はいない。代わりに、人形とイメージの中の相手を使う
- 人形は反応しない。形と順番を体に入れる相手
- 反応はイメージの中で思い浮かべる。相手の体がどう変わるかを見る
手順(完全版)
- 最初の5分: 一人の基礎ムーブ。この章の第二節〜第八節から2〜3個を、左右両方でやる
- 次の5分: 人形の打ち込み。今週習った技を1つ選び、その章の手順どおりに形を作る(第九節)
- 最後の5分: イメージ再生。復習カレンダーで技を1つ選び、場面を見てから目を閉じて再生する(第十節)
- 終わったら、復習カレンダーに「できた・詰まった」を記録する。詰まった所は、次の道場で最初に確かめる
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数と時間は、このノートの目安。息が上がる前、形が崩れる前にやめる
- 広さ: 基礎ムーブは畳1〜2枚。エビで端から端まで進むときだけ、部屋の長い辺を使う
- 頻度: 道場に行かない日に毎回。短くても、間を空けずに続けるほうが残る(附録二、附録六)
コツ・原理
- 基礎ムーブは、どの技の中にも入っている部品。部品が速く正確に出ると、技を習ったときに形になるのが早い
- 人形とイメージは、道場の代わりではない。道場で習ったことを忘れないうちにくり返すためのもの
よくある間違い・注意
- 片側だけくり返す
- 家で、習っていない技を自己流で作る
- 疲れて形が崩れてもやめない
- 首や腰に痛みがあるのに回転系(横回り・肩抜き後転)をやる
02エビ
(ヒップエスケープ)
相手に横(サイド)につかれたとき、相手との間に足を入れるための動き。片足をついて体を横に向け、腰を浮かせて引き、エビのように丸くなる。手は相手の膝や首・腰を押すイメージで前に出す。左右どちらの足でもできるようにしておく。
入口と出口
- 入口
- 仰向けに寝て膝を立てている(相手に横につかれた場面を思い浮かべる)
- 出口
- 体が横を向いて丸くなり、相手との間に足が入る隙間ができている
相手役に起きること
- 横についたのに、膝や首・腰を手で押される
- 下の人の腰が離れていき、間に隙間ができる
- 隙間に足(膝)を入れられて、ガードに戻される

動画は画面に説明文が出る。左足のエビ、逆のエビ、片足だけのエビの順。秒数は字幕や画面の説明文の時刻から取った目安で、前後2秒ほどずれることがある。
手順(完全版)
- 仰向けに寝る。エビは、相手に横(サイド)につかれたとき、足を入れるための動きだと思い浮かべる
- まず左足を曲げる
- 曲げた足をついたまま、体を横に向けながら、腰を少し浮かせる
- 手は前に出す。相手の膝を押したり、首と腰を押したりするイメージを持つ
- 腰を浮かせたまま引き、エビのように丸くなって、足が入りやすい形にする
- 逆側も同じように。反対の足をついて、逆のエビをする
- 手でどこを押すのか、足がどこに入るのかを、確かめながらやる
- その場でくり返すやり方と、部屋の端から端まで進むやり方がある
- 左足がもう相手を蹴っていて離せないときは、右足でエビをする。右足を一度曲げて畳につけ、その足の横を起点にする。手は同じイメージ
- 片足だけでも、端から端までエビで進める。左右どちらの足でもできるようにしておく
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数の目安: その場で左右10回ずつ。広さがあれば、端から端までを片足ずつ1往復
- 広さ: その場なら畳1枚。進むなら部屋の長い辺
- 部品になる技: 第一章 サイドエスケープ、第三章 マウントエスケープ2(エビ)、第五章 腰を切られたら
コツ・原理
- ただ床を蹴って進む運動ではない。腰の角度を変えて、相手との間に足を入れる動き
- 手の押す場所を決めておくと、スパーで手と腰が一緒に動く
よくある間違い・注意
- 体を上に向けたまま、床を蹴るだけで進む
- 手を下ろしたままやる
- いつも同じ側の足だけでやる
03肩ブリッジ
押さえ込まれているときに、相手を返したり(てっぽう返し)弾き飛ばしたりするための動き。足を肩幅に開いて寝て、片手を斜め上へ持っていきながら腰を浮かせる。できるだけ畳から高く大きく浮かせるのが大事。
入口と出口
- 入口
- 足を肩幅くらいに開き、膝を立てて、上を見て寝ている
- 出口
- 腰が高く浮き、片手が反対の斜め上の畳につくくらいまで伸び、目線もその方向を見ている
相手役に起きること
- 押さえ込んでいる下の人の腰が、急に高く浮く
- 体が斜め上へ持ち上げられる
- 弾き飛ばされるか、返される

動画は画面に説明文が出る。秒数は字幕や画面の説明文の時刻から取った目安で、前後2秒ほどずれることがある。
手順(完全版)
- 足を肩幅くらいに開いて、上を見て寝る
- まず左手を上げて、自分の右斜め上の方へ持っていきながら、腰を浮かしてブリッジする
- このとき腰をしっかり浮かせる。左手は畳につくくらいまで持っていき、目線もその方向へ持っていく
- 戻って、反対側も同じようにする
- これをくり返す
- 寝た状態から反り上がったときには、腰を大きく浮かせる。押さえ込まれたときに相手を弾き飛ばす高さを出すため
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数の目安: 左右交互に10回ずつ
- 広さ: 畳1枚
- 部品になる技: 第三章 マウントエスケープ1(肩ブリッジ・ウパ)、第一章 サイドエスケープ(最初のブリッジ)
コツ・原理
- 押さえ込まれているときの返し(てっぽう返し)に使う動き。高く浮くほど相手を弾き飛ばせる
- 手だけ伸ばさず、目線も一緒に斜め上へ向ける
よくある間違い・注意
- 腰が少ししか浮かない
- 手を真上に上げる(斜め上へ持っていかない)
- 片側だけくり返す
04腰切り
四つばいで手を肩幅につき、足を開いた形から、片足を反対側へ持っていって腰を切る練習。ついた足は動かさずに、次の足を逆へ持っていく。押さえ込みで足が絡まれそうになった所を、腰を切って動かすときに役立つ。
入口と出口
- 入口
- 手を肩幅くらいについて、足を開いた四つばい
- 出口
- 片足を反対側へ持っていき、腰が切れた形。そこから、ついた足を動かさずに逆へ切り返せる
相手役に起きること
- 上の人の足を絡もうとする
- 上の人が腰を切って足の位置を変える
- 足が絡めず、押さえ込みが続く

動画は画面に説明文が出る。秒数は字幕や画面の説明文の時刻から取った目安で、前後2秒ほどずれることがある。
手順(完全版)
- 手を肩幅くらいについて、足を開く
- 左足を先に、反対側の方へ持っていく
- 持っていった左足をしっかりつき、腰を上げる
- 右足も同じように入れ替える
- 次は逆に、右足をしっかりついて、また反対側へ持っていく
- 間違えやすいのは、足を一度戻してから入れ替えること。これだと腰切りが十分にできず、負荷も浅い
- できれば、ついた足をそのまま動かさずに逆へ持っていく。次の足も動かさずに逆へ
- 上から押さえ込んでいるとき、足が絡まれそうになった所を、腰を切って動かすときに役立つ
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数の目安: 左右交互に10回を2セット
- 広さ: 畳1〜2枚
- 部品になる技: 第五章 サイドコントロールの原則(動きは腰切りだけ)、第五章 考え方と補強運動、第四章 ハーフガードブレイク
コツ・原理
- 足を運ぶたびに腰の向きが変わる。足で歩くのではなく、腰を回す
- 足の通り道は動画で確かめる。文だけで覚えると左右を取り違えやすい
よくある間違い・注意
- 足を一度戻してから入れ替える
- 腰を上げずに、足だけ動かす
- 手の幅が狭くて、体が崩れる
05足回し
自分の足を内に回したり外に回したりする練習。寝転んだままやると相手が見えないので、肘をしっかりついて相手が見える体勢でやる。こうしておくと、足を払われたときに戻せる。できるだけ大きく回す。
入口と出口
- 入口
- 両肘をついて上体を少し起こし、前(相手のいる方向)が見えている
- 出口
- 前を見たまま、両足を内回し・外回しに大きく回せている
相手役に起きること
- 下の人の足を払ってパスしようとする
- 払った足が、回って元の位置に戻ってくる
- 逆側に払っても戻ってきて、パスできない

動画は画面に説明文が出る。秒数は字幕や画面の説明文の時刻から取った目安で、前後2秒ほどずれることがある。
手順(完全版)
- 足回しは、自分の足を内に回したり外に回したりする練習
- 肘をしっかりついて、相手が見える体勢を作る
- 背中をつけて寝た形だと、相手が見えづらいので使わない
- 肘をついて相手を見たまま、足を回す
- こうしておくと、足を払われたときに戻せる。逆に払われても戻せる
- 相手を見据えてやることを意識する
- できるだけ大きく回す
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数の目安: 内回し・外回しを10回ずつ
- 広さ: 畳1枚
- 部品になる技: 第八章 ガードの原則、第八章 片襟片袖ガード(落とされた足を回して戻す)、第八章 起き上がるリテンション(足が回らないときの逃げ道)
コツ・原理
- 第八章のガードは、落とされた足を回して戻すことが多い。家で回しておくと、スパーで足が戻る
- 回す大きさが、相手の腕を越えて戻れるかどうかを決める
よくある間違い・注意
- 寝転んだまま回して、前を見ていない
- 小さく速く回すだけになる
06横回り
あぐらをかいた状態から横に回って、またあぐらに戻る動き。できない人は背中を畳につけてしまう。回るのは肩越しで、背中はつけない。顎をしっかり引く。同じ向きのまま逆に回れば、逆回りもできる。
入口と出口
- 入口
- あぐらをかいて座っている
- 出口
- 肩越しに1回転して、またあぐらで座っている
相手役に起きること
- (一人練習。相手はいない)
- 背中をつけずに、肩で転がって回る
- 回り終わったら、また座った形に戻っている

動画は画面に説明文が出る。秒数は字幕や画面の説明文の時刻から取った目安で、前後2秒ほどずれることがある。
手順(完全版)
- あぐらをかいた状態から始める
- そのまま横に回る
- 回り終わったら、またあぐらの状態に戻る
- よくできない人は、背中を畳につけてしまう。そうなると回れない
- 回るのはあくまで肩越し。背中はつかない
- 顎をしっかり引いて回る
- 同じ方向を向いたまま逆にいけば、逆回りができる
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数の目安: 左右(順回り・逆回り)3回ずつ。目が回る前にやめる
- 広さ: 畳2枚。周りに家具のない所で
- 部品になる技: 動画では技との関係は説明していない。背中をつけずに肩で転がる感覚は、次の肩抜き後転と同じ
コツ・原理
- 回る前に顎を引いておく。顎が上がると、頭から畳に落ちやすい
よくある間違い・注意
- 背中を畳につけて止まる
- 顎が上がったまま回る
- 首に痛みがあるときにやる
07肩抜き後転
まっすぐ後ろに回る後転ではなく、肩越しに回る後転。慣れないうちは、片手を横に上げて首を反対側に倒してから倒れると回りやすい。柔術では、相手を後ろに返すスイープで使う。
入口と出口
- 入口
- 座っている
- 出口
- 片方の肩の上を越えて後ろに回り、膝をついた形で起きている
相手役に起きること
- (一人練習。相手はいない)
- 首の真上ではなく、片方の肩の上を越えて回る
- 回り終わると、膝をついて起きた形になる

動画は画面に説明文が出る。秒数は字幕や画面の説明文の時刻から取った目安で、前後2秒ほどずれることがある。
手順(完全版)
- 柔術では、相手を後ろに返すスイープで使う動きだと思い浮かべる
- まっすぐ回る後転とは違い、肩越しに回る
- 慣れないうちは、左手を横に上げて、首を右に倒す
- そのまま後ろに倒れると、回りやすくなる
- 逆のときは、右手を上げて首を左に倒して回る
- 慣れてくれば、手を上げる・首を倒す準備をしなくても普通に回れる
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数の目安: 左右3回ずつ
- 広さ: 畳2枚。後ろに家具のない所で
- 部品になる技: 相手を後ろに返すスイープ(このノートにはまだ無い)
コツ・原理
- 首を倒すのは、首の真上に体重を乗せず、反対の肩の上を通すため
よくある間違い・注意
- まっすぐ後ろに回って、首の真上に体重が乗る
- 首に痛みがあるときにやる
- 布団のない硬い床でやる
08後ろ受け身と立ち上がり
立った状態から腰を落として後ろに受け身を取り、足の反動で起きて座る。そこから、ただ立つのではなく、手をついて土台を作り、足を後ろに引くようにして立って構える。附録三で扱うテクニカルスタンドアップにつながる一人練習。
入口と出口
- 入口
- 立って構えている
- 出口
- 後ろ受け身から起きて、手をついて土台を作り、足を後ろに引いて立ち、また構えている
相手役に起きること
- 座った人が、手をついて土台を作る
- 足が後ろに引かれて、距離ができる
- 近づく前に、相手が立って構え直している

動画は同じ動きを3回くり返している。秒数は字幕や画面の説明文の時刻から取った目安で、前後2秒ほどずれることがある。
手順(完全版)
- 立って構えた状態から腰を落とし、後ろに受け身を取る
- 足の反動で起き上がって座る
- ただ立つのではなく、足を後ろに引くようにして立つ
- また後ろ受け身を取り、反動で起き上がって、構える
- 手をついて土台ができてから立ち上がる
- これをくり返す
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数の目安: 5回を2セット
- 広さ: 畳2枚。後ろに家具のない所で
- 部品になる技: 附録三 テクニカルスタンドアップ、第七章 立ち技の原則(倒されたあとに離れる)
コツ・原理
- 足を後ろに引いて立つので、立つ間も相手との距離が保てる
- 手のつき方と足の抜き方は、附録三の動画で細かく確かめる
よくある間違い・注意
- 土台を作る前に立とうとする
- その場でまっすぐ立ち上がる(足を後ろに引かない)
- 受け身で頭を打つ(顎を引いていない)
09人形でやる打ち込み
練習用の人形は反応しない。だから人形でやるのは、技の形と順番を体に入れること。寝かせた人形にはパスガードから押さえ込み、関節技・絞めの形、座らせた人形には下からのガードや三角絞め・腕十字の形を作る。手順は各章のまま使い、相手の反応が要る所はイメージで補う。
入口と出口
- 入口
- 今週習った技を1つ決め、その章の手順を開いている。人形を寝かせるか座らせる
- 出口
- 手順を見ずに、人形で入口から出口まで形を作れている。左右の両方で
相手役に起きること
- 人形は動かない。形を作る相手になる
- 手順のとおりに、体の位置と手足の置き場所を作られる
- 最後の形(出口)まで作られる。反応はイメージの中で起きる

動画は画面に技の名前が出る。前半が寝技、後半(3分40秒ごろから)は投げ技の打ち込み。秒数は字幕や画面の説明文の時刻から取った目安で、前後2秒ほどずれることがある。
手順(完全版)
- 今週習った技を1つだけ選び、その章の手順(完全版)を開くこのノートの使い方。動画には無い
- 寝かせた人形を、パスガードしてから押さえ込む
- 押さえ込みのまま、体の位置を変える(ポジショニング)
- 上から腕十字・腕固めなど、腕の関節技の形を作る。肘の決め方も確かめる
- 肩固めや絞め(チョークスリーパー)の形を作る
- 人形を座らせて、下からスパイダーガードやバタフライガードの形を作る
- 下から三角絞め、腕十字の形を作る
- 動画には足関節もあるが、ヒールフックなど白帯の試合では反則になる技が入っている。このノートでは扱わない
- 手順を見ながら1回、見ずに1回、左右で。相手が逃げる所は目を閉じてイメージするこのノートのやり方。動画には無い
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数の目安: 1技を左右5回ずつ。手順を見ながら→見ずに、の順
- 広さ: 人形を寝かせて横に回れる広さ(畳2枚ほど)
- 人形で形を作りやすい技(上から): 第三章 マウントキープ、マウントからの十字絞め、アメリカーナ、S字マウント→腕十字、第五章 アンダーフック→アメリカーナ、オーバーフック→キムラ、第六章 バックのフック、裸絞め、襟絞め
- 人形で形を作りやすい技(下から): 第一章 腕十字、三角絞め、十字絞め
コツ・原理
- 人形の上では、相手が逃げないので雑になりやすい。手順の一文ずつ、体の位置が合っているかを確かめる
- 人形の重さや形で、できることは変わる。軽い人形は、座らせると倒れやすい
よくある間違い・注意
- 人形の上で速さを出そうとする
- 何種類も技を回して、どれも手順があいまいなまま終わる
- 重い人形を腰だけで持ち上げる
10イメージ練習
(相手のいない日に)
頭に動きが浮かばないのは、思い浮かべる元になる映像が頭に入っていないから。先に動画の場面を見て、すぐ目を閉じて自分の体で再生する。これを手順ごとにくり返すと、映像が少しずつ頭に残る。復習カレンダーのイメージ再生がこの手順になっている。
入口と出口
- 入口
- 復習する技を1つ決めた。復習カレンダーのイメージ再生を開いている
- 出口
- 入口から出口まで、目を閉じて止まらずに再生でき、見ずに確認の問いに答えられる
相手役に起きること
- イメージの中の相手が、入口の形にいる
- 手順ごとに、相手の体がどう変わるかを思い浮かべる
- 出口の形で終わる
手順(完全版)
- 復習カレンダーのイメージ再生で、技を1つ選んで始める
- 入口の形と3語の合図を読み、合図を声に出す
- 手順ごとに、動画のその場面だけを見る
- 見終わったらすぐ目を閉じて、いまの動きを自分の体で1回再生する。相手役の体がどう変わるかも一緒に思い浮かべる
- 全部の手順が終わったら、入口から出口まで止めずに1回、実際の速さで再生する
- 見ずに確認の問いに答え、「できた」か「詰まった」を記録する
- できれば、その技を人形か一人の動きで1回やる(第九節・第二節〜第八節)
自宅メニュー(回数・広さ・どの技の部品か)
- 回数の目安: 1日1〜2技。1技5分ほど
- 広さ: 座れる所ならどこでも。寝る前でもよい
- 使う技: 復習カレンダーに登録した技。場面つきの技(第七章・第八章は全部)から始めると、映像が浮かびやすい
コツ・原理
- 頭の中の練習は、何もしないよりは上達につながるが、体を動かす練習より効果は小さい(附録二。Driskell ら 1994、Toth ら 2020)。体の練習の代わりではなく、足りない日の補いとして使う
- 見る→閉じる、の間を空けない。見た直後のほうが映像が残っている
- 止まった所は、そこだけもう一度場面を見る。全部を見直さない
よくある間違い・注意
- 文だけを読んで、映像なしで思い浮かべようとする
- ゆっくりすぎる再生で、実際の速さで一度も通さない
- 自分の体だけを思い浮かべて、相手役の変化を見ていない